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其九 ブレーキフルード交換&リヤブレーキの調整2005/06/14
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まず始めにやることは・・・ 作業中の事故を防ぐ為にタイヤに輪止めをします。 写真はフロントタイヤです。 今回はリヤをジャッキアップするのでフロントタイヤにしっかりと輪止めをしてきます。 逆にフロントをジャッキアップする時にはリヤに輪止めをしますが、リヤはサイドブレーキを掛けとおけばよいので必要ないと思う人がいますが作業中はサイドブレーキを降ろすこともあります。 輪止めを掛けてないのを忘れてサイドブレーキを解除してしまうと、思わぬ大惨事になることもありますから、保険だと思って輪止していてくださいね。
左の工具はハンマーとインパクト・ドライバー(ショック・ドライバー)です。 これで、ドラムを固定しているネジを緩めます。 普通のドライバーでは緩まないことが多々あるので・・・。 インパクト・ドライバーはお尻をハンマーで叩くと緩め側、もしくは、締め側に回るようになってます。 つまり、ハンマーで叩いた衝撃が回転力に変換されるので硬く締まったネジを回すことが可能なのです。 しかも、叩いているのでネジに押し付けられる為、ネジの頭をなめることがありません。 もちろん失敗したらなめちゃいますけど・・・ ドラムを押さえていたネジが外れたらドラムを外しにかかります。 そのまま外れることがまずないので、写真のようにハンマーで叩いて錆などで固着してるのを浮かします。 それでも取れない場合は、ドラムにボルト穴が斬ってあるのでそこに合うボルトをねじ込みます。 すると、ドラムが外れます。
・・・見たまんまです。 これがドラムの中身です。 真ん中の丸いのがハブです。 正確には見えてるこの部品はアクスルシャフトと呼ばれてます。 で、その周りに見えてるのがブレーキシューです。 これがドラムに押し付けられることで摩擦が生じてブレーキがかかるわけです。 調整に入る前に綺麗にします。 速乾性のブレーキクリーナーやパーツクリーナーでもOKですが、エアが使える人はエアでやった方が安く済みます。( ̄▽ ̄) エアで中の方まで良く飛ばして綺麗にしてください。 ブレーキクリーナーやパーツクリーナーを使う人は、今使ってるそのスプレーがゴムやプラスチックを溶かしてしまうものか?ゴムやプラスチックにかけても問題無いものなのか?良く確認しといてくださいね。 ゴム、プラスチックを溶かす性質のものだと「ダスト・シール」や「オイル・シール」と言う部品を溶かしてしまうことがあります。 溶かすと高くつきますよ。Σ( ̄□ ̄)
私が使ってるのは左の写真のようなエアタンクです。 これだとエアコンプレッサーが無い人でもガソリンスタンドやカー用品店、整備工場からエアを分けてもらえます。(分けてくれないところや有料のところもあるかも?) 大きさにもよりますけど・・・2万円くらいで買えるんじゃないでしょうか? 私はいくらで買ったのかもー覚えてませんけど。
綺麗にしたらグリスアップします。 バラして元に戻せる人以外は隙間からグリスアップします。 写真だと隙間に突っ込んでるだけですけど本当はドライバーなどでこじって少しシューを浮かして上げます。 グリスアップする箇所は、金属同士が触れ合っているところです。 グリスアップすることで動きを良くし、ブレーキ本来の性能を損なわないようにするのが目的です。 注意事項としては、シューには絶対にグリスをつけない。と、言う事です。 もし、ついちゃった場合はウエス(布切れ)などで綺麗にふき取り、ペーパーやすりで磨いてください。
ドライバーでこじってるのはブレーキシリンダーのカップのダストブーツです。 なぜめくってるのか? カップがダメになってブレーキフルードが滲み出してくると、ダストブーツをめくった時に、その内側に溜まってたブレーキフルードが垂れてきます。 垂れても来ない、濡れてもいない場合はまだ大丈夫です。
サイドブレーキワイヤーが途中で調整できるようになってるタイプでは調整する前に緩めときます。 緩めないとちゃんと正確なブレーキ調整ができません。 ドラムを元に戻して、ドラムの裏側を覗き込むと調整用の穴が空いてます。 ゴムキャップで目くらされてるので、ゴムを取って調整します。 調整のやり方は各メーカーのサービスマニュアルを参考にして下さい。
調整が終わったら次はブレーキフルード交換です。 まずリザーバタンク内の古いフルードを抜き取ります。 古いフルードが入ったまま新しいフルードを混ぜるとなかなか全てのフルードが新しいものに入れ替わらないので時間がかかってしまいます。 それだけ余分なフルードも使うことになりますので。
専用の補充タンクが無い場合は写真のようにしても十分いけます。 ただし、倒れないように気をつけてください。 塗装にフルードが着いてほっとくと、塗装が剥がれます。 もし、ついてしまった場合は水で洗い流してください。 ブレーキフルードは吸湿性があるので水に良く溶けます。 逆に保管をしっかりやらないと、水分を吸ってしまって次に使えなくなりますよ。
これはリヤです。 ドラムの裏側に穴の空いたボルトのようなものがあります。 緩めるとフルードが出てくるようになってます。 本来は二人一組で行なう作業ですが、やり方によっては1人でも十分いけます。
これはフロントです。 フロントの場合はハンドルを左右に切り返すことで、タイヤを外さなくてもフルードの交換が可能です。 以上でリヤブレーキの調整とブレーキフルード交換は終了です。 あっ。 サイドブレーキの調整を忘れずにやっといてくださいね。 忘れるとサイドブレーキが全く利かなくなりますよ。
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