techicon:初心者からわかる車とバイクのメンテナンス

其六

ベルト交換

2005/03/18

 


ベルトのタワミは指で押して確認します
 

 

最近エンジンルームから「きゅるきゅる」音が聞こえてきました。

朝、エンジンをかけた直後に聞こえてきます。

しばらくしてエンジンが温まると音は消えてしまいます。

・・・この症状はよくファン・ベルトが緩んでいたり、劣化してくると現れる症状です。

皆さんもこんな体験ありませんか?

 

今回は、たぶん劣化したせいだと思われますが新品の替えのベルトを用意していなかったので、ベルト交換の手順とその時についでにやってしまう確認作業を紹介します。

 

まず、アジャスト機構付きのプーリは、写真矢印のボルト・ナットを緩めます。

最初は写真左のロック・ナットを緩めます。

次に写真左のアジャスト・ボルトをベルトが外せる様になるまで緩めて、ベルトを外します。

この時注意したいのはアジャスト・ボルトを緩めすぎると、アジャスト・ボルトからプーリが外れてしまい後でプーリを入れるのに苦労する車種もあるということです。

 

下の段の写真左ではロック・ナットを緩めています。

緩めるのに使っているのは14のメガネです。

この時スパナで緩めないで下さい。

なぜか?

スパナだとボルト・ナットが思いもよらず難く締まっていると、ボルト・ナットのネジの頭をナメる恐れがあるからです。

基本的にボルト・ナットを緩める時、締める時はメガネかソケットレンチを使います。

1度緩んだらスパナで回してもかまいません。

下の段の写真右では、アジャスト・ボルトを緩めてます。

 

左の写真はベルトを取り外した後のA/C(エアコン)コンプレッサーです。

A/Cコンプレッサーのプーリ部分もベルトによって回転しています。

A/Cのプーリはちょっと重たいですが・・・手で回してみて金属がこすれた様な音がしなければ概ね大丈夫でしょう。

 

他のプーリも手で回してみましょう。

この写真のアイドラ・プーリは軽く手で回せるはずです。

もし、ちょっと重たかったり、金属がこすれたような音が出てたら速交換です。

折角新品のベルトに替えても、すぐにベルトと共に交換するようになってしまいますから。

この中にはベアリングが入っていて、そのベアリングが損傷もしくは寿命を迎えたものと思われます。

部品は、部品屋さんかディーラーで買い求めてください。

車検証と欲しい部品名称か確実に解る写真をFaxしてもらえればウチでも買い求めて頂けます。

 

も〜一枚。

オルタネータもベアリングが使われているので、回して以上が無いか確認してください。

オルタネータは発電機です。

年配の方だと「ダイナモ」って呼んだほうが解りやすいかもしれませんね。

 

 

この写真はウォーター・ポンプです。

矢印はウォーター・ポンプのシールがダメになったときにこの穴からクーラント(冷却水)が漏れて、シールがダメになったことを教えてくれます。

通常は下側に1個空いていますが、私の車は上下2個空いてました。

ウォーター・ポンプにもベアリングが使われてるので、手で回してスムーズに回転することと、異音(通常は無音)、それとガタ。

ガタは手でしっかり回転しないように持って、上下に揺らしてみます。

「カタカタ」とガタが無ければ一安心です。

もしガタや異音があったら、これも速交換です。

 

後は新品のベルトを付け替えて、アジャスト・ボルトで張を調整してロック・ナットを締めればベルト交換終了です。

ベルトの張は手でベルトの真ん中辺りを押してみて、10mmくらいベルがたわむくらいにしといて、朝一番にエンジンをかけたときや雨の日にベルトが「きゅるきゅる」泣くようなら張を強くする様な感じで調整しとけば、張りすぎでベアリングを痛めたりすることが避けられます。

もちろん張調整に自信のある人は一発で決めちゃってもOKです。

ここでの注意事項は、「新品のベルトは伸びる」ということです。

ベルトが馴染むまでは伸びることが多々あるので交換したときには丁度良くても、しばらく走っているうちにベルトが伸びて鳴いてしまうことがあります。

そんな時は、ベルトを張りなおしましょう。

ロックナットを緩めます 調整用のボルトを回します  
メガネ・レンチで緩めます ボックス・レンチで緩めます
エアーコンプレッサー・プーリー
アイドラ・プーリー
オルタネーター
ウォーター・ポンプの点検孔
張りを必ず確認する
 

 

 


 

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