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サンディメカニックのための「トラ・トラ・とらい」
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其拾三 暑い夏が来る前に・・ウォーター・ポンプ交換
愛車のガンプロも10万キロを突破したことだし、 ウォーター・ポンプでも交換してあげましょうかね。 ファン・ベルト類もだいぶ劣化してる様だし・・・
この間ウォーター・ポンプを揺さぶってみたら、微妙にガタが・・・ 「カタカタ」・・・ ん? そろそろやばいかも? ウォーター・ポンプの「シール」がだめになるとウォーター・ポンプの穴からクーラントが漏れる仕組みになっています。 ウォーター・ポンプからクーラントが漏れ始めたらウォーター・ポンプを交換する合図です。
そのまま放置しておくと・・・ クーラントが無くなってオーバーヒートします。 たまにエンジン・フード(ボンネット)を開けて点検してみてくださいね。
では我が愛車ガンプロはどうか? クーラントが漏れた跡が無い。 ま〜い〜か〜。 10万キロ超えたしね。
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とりあえず作業前のエンジン・フロント周りです。 さすがに10年10万キロ走ってるとボロイです。 でも・・・ もう10年10万キロ走るつもりでいます。(照)
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今回交換する部品は・・・ ファン・ベルト パワステ・ベルト A/Cベルト(写真左) パワステ・ベルトのアイドラ・プーリー(写真右上) A/Cベルトのアイドラ・プーリー(写真右上) ウォーター・ポンプ(写真右下) の合計6点です。
当然ながらウォーター・ポンプを交換するのでクーラント(LLC)も新しく入れ替えます。
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クーラント(LLC)を抜いてるところです。 ラジエーター下部にドレン(栓)があるので、それを緩めるとクーラントがジョボジョボ出てきます。
クーラントは環境によろしくない発ガン物質も含まれている為、垂れ流しはやめましょう。 バケツや廃油受け皿に溜めておいて、後から使わない灯油缶などに入れて整備工場やカー用品店などで捨てさせてもらいましょう。 クーラントを抜き終わったら作業準備完了です。
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ベルトを外してみてビックリです! ベルトが危うく切れるところでした! 間一髪でした・・・ ベルトのゴムが古くなって硬化してしまい、回転に伴うベルトの変形についてこれなくなり、繊維質から剥離してしまったんですね。 ベルトが車両に付いてる状態で、上から覗いただけでは判らないものです。 ベルトも定期的に交換する消耗部品です。 車検の時についでに交換してもらいましょう。
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写真左が新品のアイドラ・プーリーです。 写真右が10年10万キロ耐えたアイドラ・プーリーです。 見た目では判りませんが、手で回転させてみると明らかに違いが判ります。 新品の方は中にベアリング・グリスが詰まっているので回転がスムーズだけど重い感触が伝わります。 取り外した方は異音や回転ムラ、引っかかりこそ無かったものの中のグリスがだいぶ減っている様で、回転が軽い感触が伝わりました。
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写真左が新品のウォーター・ポンプで、写真左が取り外した10年10万キロ耐え抜いたウォーター・ポンプです。 取り外した方のウォーター・ポンプ内側に付いてる黄色いものは、錆や水に含まれるアクなどです。 ポンプのプロペラ(羽)を見てもらうと、少し錆が浮いています。 それと・・・写真では判りづらいのですが、ちょっと削れた様な、溶けた様な跡があります。 これは恐らくキャビテーションによる破壊現象でしょう。 クーラントに混ざったエアの泡がプロペラに当たった時に割れた衝撃でステンレスのプロペラが削られる現象です。 空気の泡をなめてもらっては困ります。 長い年月をかけて金属を破壊する力を持っているのです。 |
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ウォーター・ポンプが外れたエンジン側の写真です。 上の写真ではウォーター・ポンプのガスケットが外れてないため、取付け面が黒く写ってます。
古いガスケットを外して新しいガスケットを付ける前にやっておくことがあります。 古いガスケットを外すと必ずエンジン側にガスケットの「カス」が着きます。
この「カス」をそのままにして新品を取付けてしまうと、クーラント漏れの原因になります。 必ず取付け面を綺麗にしてから新品のガスケットを付けましょう。
汚れが少ない時はサンド・ペーパー(紙やすり)で磨きましょう。 汚れがひどいときは、スクレッパーで削り取ってからサンド・ペーパーで磨きましょう。
これで新品を取り付ける準備が整いました。 |
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写真左が取り外した古いガスケットです。 写真だとちょっと塗装がはげてるくらいしか判らないですね。 現物だと微妙に取付け面の塗装がはげてるんですけどね。
ガスケットやパッキンなどは原則として「再使用不可」ですから。 長いこと整備士やってると、再使用しなくちゃいけない時もありますけど・・・ |
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・・・・・はい。 取り付け終わりです。 シルバーが眩しいのが新品のウォーター・ポンプです。 黒光りしてるのが新品のアイドラ・プーリーです。 ウォーター・ポンプにクーリング・ファンを取り付けて、各ベルトを付けて、クーラントを補充してあげれば完了です。
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クーラントを補充したら「エア抜き」を必ずしましょう。 やり方は簡単です。
ラジエーターのクーラント補充口いっぱいまでクーラントを補充します。 エンジンを始動して、クーラントが減ったら補充口まで注ぎます。
エンジンが温まってサーモスタッドが開くまで繰り返します。 サーモスタッドが開いて・・・さらにエンジンが温まって・・・指でラジエータ補充口から触れるクーラントを触ってみて・・・・・「あちっ!」
って感じたらオッケーです。 もう気泡は出てきませんか?
ここまで温まって、気泡が出てこなければエア抜きは終わりです。 ラジエータ・キャップを閉めて終〜了〜です。
お疲れ様でした♪
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