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ノンポリオイル

ノンポリとは・・・

ノンポリマー略してノンポリ。

ポリマーが配合されていないオイルのことをいいます。


ポリマー(Polymer)とは重合体のことで、いくつもの分子同士が重なっている物質のことをいいます。

ポリマーの「ポリ」はポリエチレンやポリバケツなどの私たちが日常よく耳にする言葉であり、物質ですが。


オイルの分野でのポリマーというと、粘度指数向上剤(Viscosity Index Improver=VII)のことを言います。

粘度指数向上剤はエンジン内部でオイルが高温にさらされても粘度低下を起こさないように予め添加されている重要な添加剤です。


市販のオイルには全て添加されていると言っても過言ではありません。

マルチグレードオイルを製造する場合には必ず添加されています。


そんな粘度指数向上剤ですが、欠点があります。

それはエンジン内部で「せん断(強い力で物を引きちぎる力)」されると分子構造が破壊され、分子同士が分断され、元に戻らなくなると言うことです。


せん断されたオイルは粘度低下を起こします。

例えば、10W-40の粘度のオイルを入れたのに、しばらく走ると10W-30や10W-20くらいまで柔らかいオイルになってしまうと言うことです。


粘度低下したオイルはエンジンが高温にさらされると油膜切れを起こしたりします。

そこでポリマー配合オイルに代わる特殊な素材を添加して粘度低下の少ない高性能オイルが開発されました。


ノンポリオイルはポリマーが入っていないので、「せん断」による分子構造の破壊の影響を受けません。

ノンポリオイルは価格が高いため、市販オイルの主流ではありません。


どちらかと言えばレースなどの特殊な用途に使用されます。

それだけ高性能なエンジンオイルということです。


高価なノンポリオイルを使用してもなんら問題はありませんが、今までのポリマー配合エンジンオイルを適切な時期に定期的に交換していればエンジンに与えるダメージはさほど大きくありません。

高価なノンポリオイルで交換回数を減らすか、今までのように中・低価格のオイルでマメにオイル交換を行うか。


チューニングを施したエンジンや忙しくてなかなかオイル交換ができない人には、ノンポリオイルがお勧めです。

ちょっと頭の片隅に入れておいて欲しいのは、良いオイルほどエンジン内部の汚れを吸収しやすく、汚れやすいってことです。


オイルの潤滑性能などの寿命が延びても、汚れを吸収する能力には限界がある。ということです。

汚れは針の穴ほどのオイルの通り道を塞いでしまうこともあります。


自分の経済面や運転状況に合わせたオイル選びをしましょう。


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目次

01.エンジンオイル雑学(ガソリン) (6件)
オイルの製造 | アメリカ石油協会 | 欧州自動車工業会 | ACEA | ILSAC | SAE |
02.エンジンオイル概要(ガソリン) (1件)
エンジンオイルの分類と役割 |
03.エンジンオイルの働き(ガソリン) (1件)
エンジン・オイルの働き |
04.エンジンオイルに含まれる添加剤(ガソリン) (1件)
添加剤 |
05.エンジンオイルの種類(ガソリン) (6件)
オイルの粘度 | シングルグレード | ユニバーサルオイル | APIサービス分類 | メーカー純正オイル | ノンポリオイル |
06.エンジンオイル雑学(ディーゼル) (3件)
欧州自動車工業会 | ACEA | 黒くなるわけ |
07.エンジンオイル概要(ディーゼル) (2件)
ディーゼルの表示 | エンジンオイルの分類と役割 |
08.エンジンオイルの働き(ディーゼル) (1件)
エンジンオイルの働き |
09.エンジンオイルに含まれる添加剤(ディーゼル) (1件)
添加剤 |
10.エンジンオイルの種類(ディーゼル) (4件)
オイルの粘度 | シングルグレード | ユニバーサルオイル | APIサービス分類 |
 
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