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オイルの粘度

エンジンオイルの粘度


エンジンオイルを選ぶ時の基準として、グレード・粘度・メーカーの選択があります。

エンジンオイルの粘度とは・・・

オイルの粘り気を表しています。


正式にはSAE粘度グレードと言います。

ここで言う粘度グレードとグレードは別物です。


SAEとはアメリカ自動車技術協会のことで、Society of Automobile Engineers の頭文字から取ったものです。

自動車に使用されるオイル全般の粘度を規定していて、世界でも一番多く使用されています。


例として・・・

10W-40という粘度のオイルがあったとします。

この時、10Wの「W」とは冬季のWinterの頭文字を取ったもので、寒冷時のオイルの粘り気を「10」という単位で表しています。

この「10」という数字が小さければ小さいほどさらさらした「柔らかい粘度」「粘度の低い」オイルという事になります。


「-」ハイフンの後の数字「40」は夏季の高温時期の粘度を表しています。

この数字が大きくなればなるほど、高温時のオイルの粘り気が強い「硬い粘度」「粘度の高い」オイルという事になります。

下の表は、SAE粘度番号と使用可能温度の関係の一例を示したものです。

SAE Range List.jpg


低温時を想定した使用環境では0Wは「-35℃」、5Wは「-30℃」、10Wは「-25℃」まで使用できる。という意味です。

関東地方で使用するなら冬場で「10W」で十分でしょう。


ただ、日本には四季があるので10Wだけではうまくいきません。

冬場と夏場と一年通して両方を組み合わせると、0W-30や5W-50や10W-30や10W-40などの組み合わせを時期の外気温に合わせて使用します。

この冬~夏と一年中使用できるオイルを「マルチグレードオイル」と呼んでいます。


低温側の粘度が0Wや5Wなどと低いと寒冷地でのエンジン始動性に優れた特性を発揮するオイルとなり、高温側の粘度が40や50などの高い粘度だと真夏の渋滞などの高温時にも十分耐えうるオイルということになります。

なるほど雑学

マルチグレードオイルの考案者はアメリカ人です。

マルチグレードオイルが考案される前は、冬場には5Wや10W。夏場には30や40といったシングルグレードオイルを使い分けていました。

アメリカのような比較的気温の高いメキシコから、夏場でも寒くなるカナダへ車で移動する時などは、途中で気温の変化に合わせてオイル交換する必要の無いマルチグレードオイルが必要だったわけです。

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目次

01.エンジンオイル雑学(ガソリン) (6件)
オイルの製造 | アメリカ石油協会 | 欧州自動車工業会 | ACEA | ILSAC | SAE |
02.エンジンオイル概要(ガソリン) (1件)
エンジンオイルの分類と役割 |
03.エンジンオイルの働き(ガソリン) (1件)
エンジン・オイルの働き |
04.エンジンオイルに含まれる添加剤(ガソリン) (1件)
添加剤 |
05.エンジンオイルの種類(ガソリン) (6件)
オイルの粘度 | シングルグレード | ユニバーサルオイル | APIサービス分類 | メーカー純正オイル | ノンポリオイル |
06.エンジンオイル雑学(ディーゼル) (3件)
欧州自動車工業会 | ACEA | 黒くなるわけ |
07.エンジンオイル概要(ディーゼル) (2件)
ディーゼルの表示 | エンジンオイルの分類と役割 |
08.エンジンオイルの働き(ディーゼル) (1件)
エンジンオイルの働き |
09.エンジンオイルに含まれる添加剤(ディーゼル) (1件)
添加剤 |
10.エンジンオイルの種類(ディーゼル) (4件)
オイルの粘度 | シングルグレード | ユニバーサルオイル | APIサービス分類 |
 
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