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添加剤

エンジン・オイルの中に添加されている一般的な添加剤を紹介します。

エンジン・オイルのグレードや粘度・価格によってや、メーカーごとに添加されてる添加剤の数が違ってきます。


ここに紹介するのは最低限添加されているであろうと思われる添加剤を載せています。

必ず添加されていることを証明するものや、添加されていることを保障するものではありません。

■「酸化防止剤」


オイルの酸化を抑制するためのものです。

オイルは酸化するんです。

酸素による酸化・熱による酸化が主な酸化の原因です。

新しいオイルに交換して、車に乗らなくても酸素に絶対触れるのでほっといても酸化して劣化します。

特に渋滞になんてハマったら→車が走ってない→でもエンジンは掛かってる→エンジンに風が当りにくい→熱がこもる→熱による酸化が進行する。

という具合です。

なので、酸化防止剤を入れることよって酸化を抑制してオイルの寿命を長くさせています。


しかし、最近のエンジンは高負荷、高出力、高回転化してきてますから、オイルの持ちもそれなりという事になります。

■「清浄分散剤」


エンジンの内部を清掃する役目を受持ってます。

エンジンの内部に「ゴミ」が溜まると、出力低下、燃費悪化など悪い影響があります。

その為、常にエンジン内部をクリーンにしておかなければいけません。

オイル交換をさぼると・・・綺麗にしきれない→ゴミが溜まる→出力低下、燃費の悪化。

ということになります。

さらに、1度溜まったゴミはエンジン内部にこびり付いてなかなか取れなくなります。

これを取る為には、オイル交換をさぼった分、オイル交換の交換サイクルを多くしなければならなくなるので、結局はお財布にも環境にも良くないということです。


■「粘度指数向上剤」


オイルの硬さ、軟らかさを「粘度」と言います。

この「粘度」の「粘性」を利用して油膜を作ったり、色々な仕事をエンジン内でしています。

オイルは温められると軟らかくなります。


エンジンからの熱を受けてもオイルの粘度が著しく低下しないようにする為のものです。

著しく低下すると→オイルが水みたいにさらさらになる→油膜が作れなくなる→金属同士が接触する→摩擦が発生する→金属が削られる→部品交換しなければいけなくなる→結局高くつく。


または、摩擦熱が発生する→金属が溶け出す→焼付く→廃車。


ということにならないように、オイルの粘度を残そうとする添加剤です。

■「流動点降下剤」


真冬のように極端に寒い時にはオイルは硬くなって流動性を失ってしまいます。

昔、モービルF1のCMで「バナナで釘が打てます。」

ってやってたの知ってますか?


マイナス40度の中だとバナナで釘が打ててしまったり、バラの花が手で握ると粉々に砕けます。

オイルも例外ではありません。

逆さまにしてもこぼれません。

つまり、流れなくなるので、エンジンをかけても潤滑してくれないんです。

エンジン内部は傷だらけ、削れまくり、焼けまくり状態になってしまいます。

そうならないように低温でもオイルが硬くならないようにするのに、この添加剤が役に立っているわけです。


■「極圧剤」


「ごくあつざい」と、読みます。

ものすごく大きな力を受け止める箇所の金属の磨耗を防止するために添加されます。

金属の潤滑性能、金属の保護をさらに高める働きをします。

ものすごく大きな力が加わると、そこにある油膜がせん断されてしまうことがあります。

そこで、この極圧剤を加えることによってせん断されないように強い油膜を作ってます。

●なるほど雑学


エンジンよりももっともっと大きな力が加わる場所が車には存在します。

どこだと思いますか?

わかりますか?

それは・・・ミッション&デファレンシャルです。

ミッションはマニュアル・トランスミッションのことです。

ミッションよりさらに大きな力が加わる場所がデファレンシャル=デフです。

ミッションは人の手でギヤチェンジするので、その性質上ガッチガチの硬いオイルを入れることができません。

それでも、エンジンオイルより硬いです。


デフには最終的にタイヤにエンジンの力を伝えると言う重要な役目があるため、ものすごく大きな力が加わります。

ちょっとやそっとのオイルでは太刀打ちできません。

そこで、オイルの中に極圧剤を入れて油膜切れを起こさないようにしています。


■「摩擦調整剤」


エンジン内部の金属磨耗防止力を高める効果を発揮します。

専門的には摩擦面で二次的化合物の保護膜を作る役目をしています。

つまり、すべりを良くして摩擦を減らすために添加されてます。


●なるほど雑学


二輪車はギヤオイルにエンジンオイルが指定されているものが少なくありません。

このギヤの中には「クラッチ」が入ってます。

二輪車のクラッチは湿式と言って、このエンジンオイルで潤滑してます。


実は良いオイル(値段の高いオイル)には摩擦調整剤が多く含まれていて、これを二輪車のギヤオイルに使うとクラッチの潤滑が良過ぎてクラッチが滑ってしまうことがあります。

バイクは車よりもデリケートなのでメーカー指定のオイルから逸脱しない程度の良いオイルを入れてあげてください。



■「消泡剤」


エンジンの中で回転部分によってオイルがかき回されると泡が発生してしまいます。

泡とは?→空気の気泡が泡です。


オイルの中に泡ができると→泡の・・・と言うよりも気泡の部分だけ油が無い状態になります。

油がない→油膜切れ→金属同士がこすれる→摩擦が起こる→良くない。


そこでこの消泡剤の出番です。

泡を消す。

と書いて消泡です。

泡によって油幕切れを起こさないように予め泡立たないようにするための添加剤です。


■「防錆剤」


錆を防ぐ。

と書いて防錆(ぼうせい)です。


エンジンの中はオイルで満たされているわけではありません。

隙間には空気が入っています。


空気の中には水分が入ってます。

気温の変化によって水分が表に表れたりします。


すると・・・水になりますね。

水は金属を錆びさせます。


最近のエンジンは錆びに強いアルミニウム合金製でできてますが、補器類はまだまだ鉄でできてますし、錆びに強いとは言っても錆びないわけではないのです。

なので、金属の大敵、錆びからエンジン内部を守る為に添加されてます。

■「着色剤」


読んで字のごとく、色をつけるものです。

何に色をつけるの?と言う質問がきそーですね。

オイルに色をつけるんです。

何の為でしょう?

自分でオイル交換をする人以外はその色を見ることができません。

でも入ってるんです。


全てのオイルに入ってると思いますか?


普通は茶色です。

ちょっと高いオイルでは薄茶やゴールドに見えないこともないです。

私が今までに見たことのある色は、まず普通に茶色、薄茶、ゴールド、青、赤、緑、オレンジ、ま、赤とオレンジは似たようなもんですね。


色がついてても、ついてなくても性能には変化ありません。

色つきのオイルに交換しても、ちょっと走ったら色落ちします。

以前、青いオイルは入れたことがあります。

結構綺麗でしたが、しばらくすると色は判別できなくなっていました。


自分でオイル交換をする機会がありましたら、色付きのオイルを購入してみてはいかがですか?


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目次

01.エンジンオイル雑学(ガソリン) (6件)
オイルの製造 | アメリカ石油協会 | 欧州自動車工業会 | ACEA | ILSAC | SAE |
02.エンジンオイル概要(ガソリン) (1件)
エンジンオイルの分類と役割 |
03.エンジンオイルの働き(ガソリン) (1件)
エンジン・オイルの働き |
04.エンジンオイルに含まれる添加剤(ガソリン) (1件)
添加剤 |
05.エンジンオイルの種類(ガソリン) (6件)
オイルの粘度 | シングルグレード | ユニバーサルオイル | APIサービス分類 | メーカー純正オイル | ノンポリオイル |
06.エンジンオイル雑学(ディーゼル) (3件)
欧州自動車工業会 | ACEA | 黒くなるわけ |
07.エンジンオイル概要(ディーゼル) (2件)
ディーゼルの表示 | エンジンオイルの分類と役割 |
08.エンジンオイルの働き(ディーゼル) (1件)
エンジンオイルの働き |
09.エンジンオイルに含まれる添加剤(ディーゼル) (1件)
添加剤 |
10.エンジンオイルの種類(ディーゼル) (4件)
オイルの粘度 | シングルグレード | ユニバーサルオイル | APIサービス分類 |
 
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