オイルの製造
エンジンオイルやATF、ミッションオイルやデファレンシャルオイルなどのオイルは全て原油を精製して抽出されます。
原油を加熱・沸騰させると蒸気が発生します。
この蒸気を冷却することで下記の1~5の製品が抽出されます。
これを常圧蒸留法と言います。
1.石油ガス(LPG) →冷却しても液体にならない →タクシーやバスの燃料になります。
2.ガソリン・ナフサ →最初に液化する →自動車の燃料や化学プラントの原料になります。
3.灯油・ジェット燃料 →2番目に液化する →暖房やジェット機の燃料になります。
4.軽油 →3番目に液化する →ディーゼルエンジンの燃料になります。
5.残油 →残り →次の2次工程でさらに精製されます。
この段階では潤滑油(エンジンオイルやギヤオイルなど)は抽出されません。
5.の残油をさらに減圧蒸留法によって精製します。
1.重油 →産業用ボイラーや船舶の燃料として使用されます。
2.潤滑油 →潤滑油のベースオイルになります。
3.アスファルト →道路の舗装用に使用されます。
ここで抽出された潤滑油をさらに様々な工程を経て混入してる不純物を取り除きます。
そして、各種の用途に応じたオイルに生まれ変わります。
この状態のオイルをベースオイルと呼びます。
このベースオイルに用途に適した様々な添加剤を加えることにより製品として仕上げられます。
近年「HVI」オイルが出回ってます。このHVIはオイルの精製方法の一つです。
水素と反応させて不純物を取り除く方法で、粘度指数の高い(高温に耐えられるオイル)ベースオイルを製造できます。
高性能なエンジンオイルを製造するときに必要になります。
■潤滑油の製造製品の例■
1.工業用潤滑油・・・・・油圧用作動油、工業用ギヤオイル、タービンオイル、マシン油など。。
2.自動車用潤滑油・・・エンジンオイル、ギヤオイル、ATF、パワステフルードなど。。
3.船舶用潤滑油・・・・・大型船舶のエンジンオイル、作動油など。。
4.ゴム化工油・・・・・・・合成ゴムの原料、タイヤ、その他ゴム製品など。。
5.金属加工油・・・・・・・切削油、研削油、熱処理油、圧延油など。。
6.冷凍機油・・・・・・・・・冷蔵庫やクーラー、自動車用クーラー、冷凍倉庫のクーラーなど。。
7.絶縁油・・・・・・・・・・・トランス油、電気絶縁油。。
8.その他・・・・・・・・・・・グリスや殺虫剤の原料など。。
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目次
- 01.エンジンオイル雑学(ガソリン) (6件)
- オイルの製造 | アメリカ石油協会 | 欧州自動車工業会 | ACEA | ILSAC | SAE |
- 02.エンジンオイル概要(ガソリン) (1件)
- エンジンオイルの分類と役割 |
- 03.エンジンオイルの働き(ガソリン) (1件)
- エンジン・オイルの働き |
- 04.エンジンオイルに含まれる添加剤(ガソリン) (1件)
- 添加剤 |
- 05.エンジンオイルの種類(ガソリン) (6件)
- オイルの粘度 | シングルグレード | ユニバーサルオイル | APIサービス分類 | メーカー純正オイル | ノンポリオイル |
- 06.エンジンオイル雑学(ディーゼル) (3件)
- 欧州自動車工業会 | ACEA | 黒くなるわけ |
- 07.エンジンオイル概要(ディーゼル) (2件)
- ディーゼルの表示 | エンジンオイルの分類と役割 |
- 08.エンジンオイルの働き(ディーゼル) (1件)
- エンジンオイルの働き |
- 09.エンジンオイルに含まれる添加剤(ディーゼル) (1件)
- 添加剤 |
- 10.エンジンオイルの種類(ディーゼル) (4件)
- オイルの粘度 | シングルグレード | ユニバーサルオイル | APIサービス分類 |