techicon:初心者からわかる車とバイクのメンテナンス

自動車とバイクのエンジンについて・・・ 其伍


 

 

 

 

バルブ機構

バルブ機構が4サイクル・エンジンにしかないことはすでに解ってもらえたと思いますが、バルブ機構とは何をする為にあるのでしょう?

バルブ機構は、適切な時期にバルブを開閉して、燃焼室への混合気の吸入および燃焼ガスの排気、そして、燃焼室内の密閉をきちんと行なうためのものです。

 

バルブ機構全体図

 

■バルブバルブ・スプリングバルブ・シートは、燃焼室を直接開閉するため常に高温高圧にさらされています。

さらに、バルブ・シートとバルブは繰り返し開閉時の衝撃に耐えるため、耐熱性と耐磨耗性に優れた特殊鋼で作られています。

また、バルブ・シートとバルブ・フェースの当り面の角度は特殊なものを除いて、45°に統一されています。

 

バルブには、混合気を燃焼室に導入する為のインレット・バルブと、燃焼室から燃焼ガスを排出する為のエキゾースト・バルブの2種類があります。

通常インレット・バルブのバルブ・ヘッドの外径(直径)は、吸入効率をよくし、吸入空気量を多くする為にエキゾースト・バルブよりも大きくなっています。

 

バルブ・ガイドは特殊鋳鉄製でシリンダ・ヘッドに圧入されていて、バルブがぶれずにスムーズに開閉できるように保持する役目をしています。

バルブ上部にはアッパ・スプリング・シートコッタで固定されていて、カムに押されていない時は常にバルブ・スプリングの力でバルブ・シートに圧着されて、燃焼室の気密を保っています。

オイル・シールは燃焼室へのオイル下がりを防ぐ為に耐熱性、耐油性に優れていて、バルブ・ガイドの上部に取り付けられています。

 

バルブ・スプリング

 

■バルブ・スプリングは、バルブを閉じさせる為のもので、ロアー・スプリング・シートアッパー・スプリング・シートに挟み込まれていて、コッタで固定されています。

バルブ・スプリングには、高速時のバルブの異常振動を防ぐ為にシリンダ・ヘッド側のピッチ(間隔)を狭くした不等ピッチ・スプリングを使ったものがあります。

また、バルブ・フェースバルブ・シートの密着を良くするためと、高速時のバルブの異常振動を防ぐ為に内外2個のバルブ・スプリングを使っている複式スプリングもあります。

 

 

 


 

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