techicon:初心者からわかる車とバイクのメンテナンス

 

自動車とバイクのエンジンについて・・・其拾

 


 

 

 

 

自動車の排気量と圧縮比について・・・

単排気量と総排気量

 

レシプロ・エンジンの場合(ロータリー・エンジンなどの特殊なエンジン構造を除いたもの)の排気量の出し方を紹介します。

例として、シリンダーの内径・ボスを8.8cm。

ストロークを8cmの4気筒エンジンがあるとします。

 

円柱の体積の求め方は・・・半径×半径×円周率×高さ ですね?

憶えてますか?

 

ボスが8.8cmなので、

4.4×4.4×3.14=60.7904

 

これに、高さのストローク8cmをかけます。

60.7904×8=486.3232

単位はリッポウセンチメートルです。

これが、単気筒当りの排気量です。

 

総排気量は4気筒なので、これに4をかけます。

486.3232×4=1945.2928

で、1945cc と言うことになります。

 

カタログ上は2000ccと表示されるか、1950ccと表示されるかわかりません。

国産メーカーなら2000ccと表示されることが多いかも知れません。

輸入車なら1950ccもしくは、1945ccと表示されるかもしれませんね。

 

 

上死点

 

ピストン上死点  

 

ストロークとは・・・

ピストンがシリンダー内を上死点から下死点まで、

または、下死点から上死点まで移動する距離をストロークと言います。

左の写真はその様子をピストンと紙で自作したシリンダーです。(笑)

 

例に出したボス(ピストンの直径)はこの写真のピストンの直径を使いました。

本来ならマイクロ・メーターという精密な測定器を使って、1/100単位くらいまで読み取ります。

そうしないと、正確なピストンの直径は出ません。

ピストン下死点  

下死点

 

 

 

圧縮比

 

圧縮比の求め方は・・・

(単燃焼室容積+単排気量)÷単燃焼室容積 が圧縮比となります。

 

ここで難しいのは、燃焼室容積です。

カタログには載っていない情報ですので、メーカーに問い合わせるか、自分で測って見るしかありません。

 

メーカーに問い合わせるより自分で測ったほうが、より正確なのですが・・・

測るためには1度エンジンをバラさないといけません。

 

バラして、燃焼室を逆さまにして、そこに液体か何かを流して、その体積を測ったものが燃焼室体積となります。

面倒ですが、あなたの車、バイクの今現在の燃焼室体積がわかります。

 

しかも、1気筒ごとに違いがあるはずです。

誤差は小さいですが、量産エンジンなので仕方のないことです。

 

メーカーに問い合わせて、教えてくれたとしても、それは、あなたの愛車と同じエンジンの何か基準になるエンジンの燃焼室体積なので。

今、あなたの乗っている車、バイクでは無い。

 

と、いうことを憶えていてください。

細かく言うとこんな感じになります。