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其壱 エンジンオイルの役目と機能
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■エンジン・オイルの分類方法としては、粘度による分類と性能及び用途による分類があります。
エンジン・オイルを粘度により分類する方法は色々ありますが、SAE(米国自動車技術者協会)粘度分類が広く用いられています。この分類は、粘度番号の大きいものほど粘度が高いことを表しています。
@ 粘度
粘度とは、オイルの粘り度合いを表すもので、粘度の高いオイルは金属の表面に作る油膜が厚く、それだけ大きな荷重を支えることが出来るのです。(油膜切れを;起こさない) しかし、粘度は高過ぎると粘度抵抗が大きくなり、動力損失を増大させます。
反対に低過ぎると動力損失は減少しますが、油膜が切れやすく潤滑作用が十分に行われなくなります。 従って、適正な粘度のものを使用する必要があります。
又、オイルの粘度は、温度によって著しく変わるので、(エンジンが温まっているときは軟らかく、冷えている時は硬い) この場合、温度によって粘度の変化する度合いを示す数値を粘度指数と言い、粘度指数の大きいものほど温度による粘度変化の度合いが少なくなります。 エンジン・オイルの粘度は、温度と密接な関係があります。
しかし、1つの粘度番号のオイルで、すべての条件の潤滑をまかなうことが出来ないので、運転条件あるいは外気温度によっつて数種の粘度番号のオイルを使い分けなければなりません。 このようなオイルをシングル・グレード・オイル(SAE10W・SAE30など)と言います。
これに対し、SAE10W−30・20W−40などのマルチ・グレード・オイルは粘度指数の大きいオイルであり、例えば10W−30は、低温始動性の面ではSAE10Wの性能を持ち、高速、高負荷及び高温時にはSAE30の性能を備えたオイルです。 この為使用条件などによる使い分けの必要がありません。
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下の表は、SAE粘度番号と使用可能温度の関係の一例を示したものです。
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A 性能及び用途による分類
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Bエンジン・オイルとして必要な性状
エンジン・オイルには、適正な粘度、大きい粘度指数のほか次のような症状が必要です。 1) 油性が良いこと。すなわち、金属への吸着性が大きく、かつ油膜が強くて潤滑性の大きいこと。 2) 化学的に中性で、酸化、腐食のないこと。 3) 気泡を生じにくいこと。
C潤滑の目的
エンジン各部を潤滑する目的は、磨耗を少なくして動力の損失を防ぎ、エンジンの効率を良くすると共に、磨耗、破損などを防止するためです。
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※ちょっとここでいーお話。 エンジン・オイルやデフ・オイルに何らかの原因で水が混ざってしまった時・・・ 私たちが耳にしたことがあるのは「水と油」。 そー、水と油は混ざらない。 ところが自動車用のオイル(油)は水と混ざるんです。 どーして? それは、エンジン・オイルの働きの各作用を忠実に実行する為です。 水と油が混ざらなければ金属と金属の間に水だけが入ってしまう事だって考えられます。 そーすると、潤滑や減摩作用が利かなくなり金属同士が擦れ合い磨耗、傷、錆、そして最悪焼付いてしまいます。 それらを防ぐ為にオイルに水が溶けるようにして完全に油膜切れが起こらないようにしているんです。 |
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