Gear oil 3〔ギア・オイル、ギアー・オイル、ギヤ・オイル、ギヤー・オイル〕=歯車油
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■グリスは一般に潤滑油(鉱物油)に増ちょう剤(ちょう度を増すための添加剤)を加えたもので、常温では半固体状で安定していて、温度を上げると液状になる潤滑剤です。 グリスの硬さをちょう度といい、これは潤滑油の粘度に相当するものです。
増ちょう剤としては、一般的にリチウム石鹸、カルシウム石鹸、ナトリウム石鹸、アルミニウム石鹸、バリウム石鹸などの金属系石鹸が使われますが、特殊なグリスにはベントンやシリカ・ゲル、モリブデンなどの非石鹸基の増ちょう剤を加えたものもあります。 また、グリスの性能を向上させるために、酸化防止剤、極圧添加剤、防錆剤などを加えたものもあります。
グリスの主な使用箇所としては・・・ 1.潤滑油を使用するとベアリングから漏れるとか、飛散して周りの部品を汚すなどの不具合症状が出てしまう部分。 2.特殊運転(高温度、高荷重、衝撃荷重)、間欠運転などのハードワークをする部分。 3.点検、給油が頻繁に行えないような部分。 4.ほこり、水分、腐食性ガスなど外部からの汚染を防止する必要のある部分。 5.部品同士の隙間が大きい部分。
■自動車に使用されているグリス 1.シャシ・グリス シャシ・グリスはカルシウム石鹸基のグリスで、耐水性、耐圧性、粘着性などに優れています。 プロペラ・シャフトやドライブ・シャフトのユニバーサル・ジョイントやスプリング・シャックル、キング・ピン、ステアリング・リンケージのジョイント(継ぎ手)部のように常に衝撃荷重を受けると同時に、潤滑部が露出しているような所に使用されます。 シャシ・グリスはホイール・ベアリングのようにブレーキからの熱伝導で高温にさらされたり、常に衝撃荷重を受けるような部分に使用されます。
2.ホイール・ベアリング ホイール・ベアリングに使用されるグリスには、リチウム石鹸基のものやナトリウム石鹸基のものが使用されますが、一般的には耐熱性、耐水性、酸化安定性、機械的安定性などに優れているリチウム石鹸基のものが使用されます。 このグリスはホイール・ベアリングのようにブレーキからの熱伝導で高温にさらされたり、常に衝撃荷重を受けるような部分に使用されます。
3.ラバー・グリス ラバー・グリスは植物油にリチウム石鹸を加えたグリスで、ゴム部品に化学反応などで変形や寿命が短くなるなどの悪影響を与えないという特徴があります。 ラバー・グリスはブレーキ・マスター・シリンダやブレーキ・ホイール・シリンダ、クラッチ・マスター・シリンダやクラッチ・レリーズ・シリンダなどをOH(分解整備)して組み付ける時に使用されます。
4.ブレーキ・グリス ブレーキ・グリスは特殊な潤滑油にリチウム石鹸を加えたグリスで、特に磨耗防止剤が添加されています。 ブレーキ・グリスはブレーキ・シューとホイール・シリンダとの接触部分やブレーキ・ドラムのバックプレートとブレーキ・シューとの接触する部分に使用されます。
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